2014年3月30日日曜日

Is Rewarder The Heir Of Google Answers?

Yahoo知恵袋的Q&Aフォーラムのお話。
米国版Yahoo知恵袋は荒れ放題。
Google Answers?潰れたね。
そんな中でEbayと提携するなど絶好調なのがRewarder(https://www.rewarder.com/)

問題解決のフローが秀逸。

1: 質問者は無料で質問を投稿できる。
  この際に「winner(ベストアンサー投稿者)には10ドル!」といったように賞金を設定。

2: 回答者が回答を寄せる。
  但し、この時点でユーザーが見られるのは
  回答者たちのプロフィールと略歴のみ。

3: 質問者はプロフィールを見て「この人たちの回答なら欲しい」と思ったら10ドル払う。
  一連の回答を見て、winnerを選ぶ。

4: Rewarderが一定の手数料を引いた後、winnerに残りのお金を支払う。

「回答はお金を支払って購入した回答者にしか公開されない」点が実に秀逸。
冷やかし・暴言目的の荒らしも、広告目的のスパムコメントも無意味。
これらの悪質ユーザーを「規制で無理やり締め出す」のではなく「彼らのやる気をそぐ」ことで排除する。
素晴らしいシステムです。

2014年3月27日木曜日

さくらインターネットの国外IPアドレスフィルタ不具合


さくらインターネットのIPフィルタ問題。
かなりのんびりした返答があったのでもう一度注意喚起してみた。
以下その内容。
“>”付きのがさくらインターネットからの返信引用。

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>本件に関しましては、制限実施後の影響を鑑み、事前にメールやウェブ
>ページにて制限実施を告知しております。


それで十分とお考えでしょうか?
そういったものを読み飛ばす・読まないユーザーのことを想定していますか?
現に多くのユーザーがそれらに気づかず、不具合が出てからGoogleウェブマスターフォーラムや2chで右往左往しているようですが。


>また、Googlebot がアクセスに利用するIPアドレス範囲をGoogle社にて
>公開されている場合は弊社にて対応が可能でございますが、公開されて
>おらず、IPアドレスが都度変更される場合は対応はできかねます。
>ご了承ください。

ご冗談を。
海外IPの遮断というのはよく聞く話ですが、検索エンジンクローラまで巻き込んで放置などという例は寡聞にして存じません。
以下にUAが公開されていますし、貴社のフィルタ手法にもよりますが何か手が打てるはずなのでは?


正直、危機感のない対応に失望いたしました。
クローラ遮断によるGoogle検索順位の急落・インデックス不能・所有権確認不可・Gmail使用不能といった影響。
いずれもビジネスユーザーにとっては大損害ではないでしょうか。
彼らが集団訴訟を提起する可能性など想定されているのか甚だ疑問です。
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ユーザーの視点に立っての考えがまったく感じられない返答に驚いた。

4/1深夜追記

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ちょっとさくらさんに長いメールを投げてみた。

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初めまして。
Googleウェブマスターフォーラムメンバーの内田榮四郎と申します。

貴社の国外IPアドレスフィルタ」が原因と思われる
「Googlebotクロールエラーの急増」
「それが原因とみられるGoogle検索順位の急落」
「ウェブサイト所有権確認不可能」
といった深刻なトラブルがここ数日、フォーラムで頻繁に報告されています。
以下は該当スレッドの一部です。
https://productforums.google.com/forum/#!category-topic/webmaster-ja/G0zeJtVycMM
https://productforums.google.com/forum/#!category-topic/webmaster-ja/KKVf-3PipTU
クロールエラーと所有権確認不能の二点については、当方管理下の複数ウェブサイトでも確認済みです。

フィルタ設定の改善をご検討いただけないでしょうか?
以下の方法で対処可能かと思いますので、早急にご対処いただきたく存じます。
https://support.google.com/webmasters/answer/80553?hl=ja

また設定改善が終わり次第、貴社から積極的に顧客様にアナウンスしたほうがよいかと存じます。
今回のフィルタはフォルト設定をonにして導入されており、
私がお見かけしたフォーラム相談者の大半が
「知らないうちに何かが設定され、Googlebot周りの問題が起きるようになった」と感じています。

「IPフィルタとGoogle周りの問題の関連性に気づかない」
「IPフィルタが導入されたこと自体認識していない」
そういった大勢のユーザーを助けるため、積極的な対策をお願いしたく存じます。

3/30追記
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ウエブマスターフォーラムでさくらインターネットのフィルタが原因っぽい問題急増中

クロールエラーで順位どーんとか所有権確認できないとか

週末どうなることやら
こちらご覧の奇特な方はお気を付けを
3/27






2014年3月26日水曜日

5分でわかる今日のSearch Engine Land 2014/03/26

Five Days Later, It Looks Like Google Has Penalized Web Design Library For Selling Links


結構前に書いたこれの続き。
リンクネットワークだけじゃなくゲストブログネットワークや今回のツイッターを使った有償リンク提供サービスなど、形態を問わずに有償リンク対策進んでますね。

前回も言った通り、まずは中心がはっきりしてるわかりやすい奴らから潰す。
ここまではこちらの読み通り。

そのあとはもう少しうまくごまかしてる奴に。
あと何か月持つんでしょうね。
↓この手のSEO屋さん
>むしろ、先ほどあげたような
>>テンプレの使いまわし。アナリティクスID同じ。IPやオーナーが同じ。
>>当然規約違反です。有償リンクによる不正なランク操作ですから。
>こんな手段や目的で行動してる方々は皆覚悟を決めるべき時かと。
>SEOやってる方なら思い当たること多いんじゃないでしょうか。
>こういう方法で、こういう目的でやってる何か。

当たるか楽しみ。



なにかとわかりにくいことに定評のある検索エンジンのトラブル対応。
有償リンク問題を報告したところで
そのあと報告したリンクがどうなったのか?そもそも対策してくれたのか?
とか何も言ってくれません。
だから代わりにBrandVerifyがそこらへんしっかり問い合わせてくれるよ!

Googleについては全世界対応。Bingについては現時点ではアメリカ・カナダのみだけど今後拡大するよ!とのことなので、きめ細やかな対応を望まれる方は是非。


Google Misattributing Content From Major News Publishers


スニペットにLPと別のドメインが登録されてることがある、という割とシャレにならない問題。
SELからGoogleに報告して対応待ちらしいけど、急いで対応してあげてほしい。
現在自分が関わってるこのスレッドも多分同一症状。誰か助けてあげてください。

2014年3月25日火曜日

3分でわかる今日のSEL

新記事3本のあらましだけ。あまり興味深い記事ではなかったためちょっと手抜き。

一本目。

Google Now Comes To Chrome For Desktops & Laptops


PC用Google ChromeにGoogle Nowが正式搭載されるって!
ステータスバーにベルが出るのが目印!
すぐに使いたい人はモバイルデバイスでGoogle Now使ってるのと同じアカウントでChromeにサインインして!
めんどいって人は数週間で完全実装予定だからちょっと待っててね!


二本目。

君のサイトの順位が落ちたって?
まずはウェブマスターツールでペナルティやクロールエラーが出てないか確認しよう
出てない?それなら君のサイトのコンテンツがアレなのかもしれないね!
ちゃんと改善すればアルゴリズム君が反映してくれるから頑張ってね!


最後。

Nearly A Year Later, Google’s Penalty Notices Remain Confusing


マット先生一年前にペナルティ警告をもっとわかりやすくするって言ってたじゃないですか!
全然わかりやすくなってないんですけど!


以上です。


2014年3月21日金曜日

Webmaster Academy最新版(私家注) 1.2 Identify your audience

元記事は

1.2 自サイトのユーザーはどんな人?

サイトを作るときには、まずどんな人に自サイトを見てほしいのかを考えましょう。
1.1でも使った缶ジュース情報サイトdelicious.canned-juice.comなら、
「おいしい缶ジュースが飲みたい」
「新発売の缶ジュースのことを知りたい」
といった人々が訪れることになるでしょう。ユーザーがそうした人たちだと想定できたら、その人たちに役に立つ、あるいはふさわしいコンテンツを作りましょう。

ユーザーの考えを理解しよう

delicious.canned-juice.comの場合を考えましょう。このサイトに来る人たちはおそらく「缶ジュース」に興味がある人です。
だけどこれだけではあいまいですね。「どんな缶ジュースに興味があるか」「缶ジュースに
ついて何を知りたいのか?値段?歴史?」など深く考えていきましょう。
そんな時に役に立つ“Google トレンド”というサービスがあります。
たとえば「ジュース」で検索するとこんな感じ
下部「関連キーワード」の「人気」には執筆時点だと「野菜ジュース」「トマトジュース」「ダイエットジュース」などが並んでいます。単純にこれらのジュースが人気と考えることもできますし、ちょっと考えると「健康への関心が高いユーザー」が多い、ということが読みとれます。
上部「地域別人気度」内では、ユーザーがどこで検索したのかを知ることができます。特に近所向けの小売店などには大切な情報です。「野菜ジュース」は全国的には人気のあるキーワードかもしれませんが、そうした小売店の商圏では人気がないということはあり得ることですから。
さらに「時間の経過による表示」を見ることで、このキーワードが最近人気急上昇している・人気沸騰中・落ち目であるといったことを判断できます。
このようにして自サイトに関係の深いキーワードを理解すれば、よりユーザーにふさわしいコンテンツを提供でき、さらに多くのユーザーを引き付けることができます。

Googleトレンド以外にも、SMX内で言及されていたらへんも使えそう。


人の目でチェックしてもらおう

サイトが完成したら、友人や家族に見てもらい、感想を聞きましょう。
調査や使い勝手のテストを行うのもいいし、以下のことを考えてみるのもよいでしょう。

・ユーザーは何を求めて自サイトに来ているのか?
delicious.canned-juice.comの場合、ジュースの情報を求めているのは確実でしょう。
ではどんなジャンルのジュースに関心があるのか?野菜ジュースなど健康系?すっきりする炭酸飲料?お茶やコーヒー?
メッコールとか青汁系みたいな、「一部の層は好むけど、嫌うユーザーも多い」物は?

・ユーザーの役に立つ情報なのに、自サイトに載っていないものはないか?
ジュースの情報を求めるユーザーなら、その大半が価格・販売時期・パッケージ画像・成分などの基本情報を「役立つ」と思ってくれるでしょう。
自サイトでそうしたものを取りこぼしてはいませんか?


こうしてユーザー像を明確にすれば、ユーザー像を想定しつつ価値のあるコンテンツを作ることができます。

Webmaster Academy最新版(私家注) 1.1 Set up a new website

元記事は

1.1 ドメイン名やホスティングサービスの選び方

サイトを作る際にはドメイン名とホスティングサービスを決める必要があります。

ドメイン名の選び方
・サイトの内容がわかりやすい名前に
自社名やサイトのコンテンツを考慮して、それらが一目で伝わるようなものを選ぶ。
例:大谷さんが「缶ジュースの情報」を集めたサイトを作る場合
ootani. canned-juice.com
delicious.canned-juice.com
等が考えられます。
どうしても「大谷」という名前を広めたいなら前者・そうでないなら後者がよいかと、

・覚えやすい名前に
短く単純な名前に。

・サイト内容の変化に対応できる名前に
先ほどの例だと、始めは缶ジュース限定で追っかけていたdelicious.canned-juice.comが、その後にペットボトルや瓶のジュース・缶ポタージュや缶お汁粉などジュース?というものも取り上げるようになる、といったことは十分ありえるでしょう。
そうした展開も見据えて、delicious.canned-juice.coではなくdelicious-juice.combeverage.comにするというのもよいのでは。

ドメイン登録者やホスティングサービスの選び方
・メンテなどでのサーバーダウンがしょっちゅうだとユーザー逃げるよ
・帯域が太くないとユーザーが読み込みでイラついて逃げるよ
・セキュリティはしっかり
・サポートの充実度。安いけどトラブルが起きたときに対応してくれないとか困るから。
・費用。
・使い勝手。
上の全部OKでも、サポートへの連絡先が分かりにくいとか困るよね。Dllとか。
・その他メールアカウント・SSL等のあなたに必要なサービスがあるか

2014年3月18日火曜日

SEL記事:モバイルがPCを抜くとかいろいろ

最近のSEL記事を全訳とか要点だけとか

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http://searchengineland.com/matt-cutts-mobile-queries-may-surpass-pc-year-186816

Matt Cutts: Google Mobile Queries May Surpass PC Search This Year

マット・カッツ氏:年内にもモバイルの検索件数がPCを超えうると発言

先週のSMXで、Googleのマット・カッツ氏は「年内にモバイルからの検索数がデスクトップPCからのものを超えても驚きはしない」と発言しました。
先日のニューオリーンズでのIFAカンファレンスにおいても、円卓会議でGoogle関係者が同様の非公式発言をしています。

SELではGoogleにこの件で公式な発言を求めましたが、却下されました。Googleとしてはモバイル・PCの両者は対抗関係としてとらえるより、複数プラットフォーム間でのマーケティングや経験であることを強調したいようです。

上記のマット氏のコメントは全世界での検索数を意図したものであり、PCによる検索数が極めて優勢な米国・北米を意図したものではありません。特にインドのような発展著しい各国では、モバイルからのトラフィックがPCを凌いでいます

モバイルからのトラフィックは、現在世界中のインターネット活動のうち3割を占めています。これは北米でも同じです。

世界中におよそ20億のPCと50億のモバイルデバイスが存在しています。ゆえに、モバイルからのトラフィックや検索数がPCを上回る日が来るのは避けられないことです。

今でもモバイルを副次的なチャネルとお考えの方もいらっしゃると思います。そうした方々は、モバイルがPCを追い越した時、ハッとしたりショックを受けることになるかと。

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http://searchengineland.com/google-testing-new-sponsored-shopping-boxes-3d-view-186835

Google Testing New Sponsored Shopping Boxes, With 3D View (要点のみ)

商品名で検索した時に、ナレッジグラフに商品の3Dモデルが出るよ!
ぐるぐる回して見られるよ!
今のところ"Nest thermostats"と"Samsung Series 3 Chromebook"で確認
取り扱い店のリストやスペック、レビューも出るよ!

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http://searchengineland.com/bing-ads-now-shows-zero-click-search-queries-offers-20-40x-data-186870

Bing Ads Now Shows Zero-Click Search Queries, Offers 20 To 40X More Data Than Before

Bing Adsがクリック数0のクエリに対応
避けなきゃいけないネガティブワードリスト作ったり機能してない広告洗い出したりに便利!

2014年3月16日日曜日

既存SEOの終わりが始まる

最近Googleがリンクネットワーク周りであわただしく動いてますね。
あれ見る限り、既存のSEOはしっかりしたごく一部除いてそろそろあっさり消される運命かと。
現状でホワイトハット謳ってるグレーな皆さんとか。

まず、リンクネットワークっていうのが何か。
SELのこの記事が詳しい。
http://searchenginewatch.com/article/2261642/Link-Networks-Dont-Build-Your-SEO-Strategy-on-a-House-of-Cards

例を挙げるとこんな感じ。
Aさんはうどん屋。Bさんは服屋。Cさんは農家。
まったく共通点もビジネス上の接点もない彼らに、リンクネットワークであるDDDDさんはこんな提案をします。
「皆さんのサイトをDDDDネットワークの一員にしませんか」
なんで?
「そうすればお互いに’協賛会社’’関連企業’としてリンクを張り合っても、自然な内部リンクです。リンク数増やして検索順位上げましょうよ」
じゃあどうやって偽装するの?
「皆さんのサイトに’わが社はDDDDネットワークの承認を受けています’’DDDDネットワーク協賛企業’みたいな一文置きましょう」
「あと、DDDDネットワークのロゴも貼っときましょう」
「なんならDDDDネットワーク用のサイトも、私が用意いたしますので」

でもこれって、どう見ても不自然ですね。
テンプレの使いまわし。アナリティクスID同じ。IPやオーナーが同じ。
当然規約違反です。有償リンクによる不正なランク操作ですから。

てなわけで規制始まりました。
まずはイタリア・スペイン・ドイツ。
以下二つはSELの該当記事です。
http://searchengineland.com/google-penalizes-italian-spanish-link-networks-186743
http://searchengineland.com/google-penalizes-two-german-link-networks-one-efamous-186721

「まあうちリンクネットワークじゃないし」と思ってる皆さんは甘いです。
「次はゲストブログネットワークも」とのマットカッツ発言がSMXであったそうな。
https://twitter.com/sugarrae/status/444211957973778432
つまりこの動きは、リンクネットワークという特定の形態を狙ってはいない。

むしろ、先ほどあげたような
>テンプレの使いまわし。アナリティクスID同じ。IPやオーナーが同じ。
>当然規約違反です。有償リンクによる不正なランク操作ですから。
こんな手段や目的で行動してる方々は皆覚悟を決めるべき時かと。
SEOやってる方なら思い当たること多いんじゃないでしょうか。
こういう方法で、こういう目的でやってる何か。

2014年3月15日土曜日

次期パンダアップデートへの対策(特に防御) Google Working On A Softer & Gentler Panda Algorithm To Help Small Businesses





要点:誤認対策しないと死ぬよ!

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先ほどの記事によると、2〜3ヶ月後のパンダアップデートは、
「パソコン」で検索するとトップは大抵アマゾン・楽天といった大手で、中小ECサイトはなかなか出てこない現状への対策です。

アマゾンで物買おうとしたら、出品者は聞いたことない会社という経験ありますよね。
最近は大手ECサイトの出品も、蓋を開けるとどこぞの中小ECサイトが間借りしてるだけ、ということが多いです。
同じ中小ECサイトでも、大手の軒先を借りてるほうが上位で、自前のサイトで頑張ってると下位。
これは不公正であると同時に、検索結果の劣化を招きます。
大手ECの軒先を借りるには出展料・成約手数料など追加コスト必須。
当然売価に反映される。
Googleの検索結果が、ユーザーに「割高なものを優先しておすすめする」ことになってしまうわけです。

規模によらずより公正な勝負を、というのは好ましい流れ。
ただし、同時に注意すべき点が一点

・海賊版売るような胡散臭い小規模EC
・売価を誤認させて検索上位を狙うスパム
といったゴミの出現は当然想定しているし、排除も織り込み済みでしょう。

小規模ECの皆様は
・自サイト内の定型文使用がコピーコンテンツに誤認されないか
・下記ガイドラインに沿った特商法表記
などでの誤認対策も必須かと存じます。
インターネット広告協会
http://www.internet-ads.org/index.php?e=14

2014年3月14日金曜日

Google Working On A Softer & Gentler Panda Algorithm To Help Small Businesses 翻訳

取り急ぎ本文のみ。

原典:SEL記事
http://searchengineland.com/google-working-softer-gentler-panda-algorithm-help-small-businesses-186619

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Googleが中小ビジネスへの扱いを改善する、パンダアップデートを作成中

マット・カッツ氏(Google スパム対策チーム最高責任者)がSMXで規制を緩和する方向での次期”パンダアップデート”を計画中だと発表しました。

同氏によると、このアップデートは中小ビジネスへの待遇改善に直接影響するとのこと。

チーム中の一名が中小ウェブサイトや中小ビジネスへの待遇改善に専従しています。この次期アップデートは中小ビジネスにとって追い風になります。

時期については明らかにされませんでしたが、現在進行中。原文著者(Barry Schwartz氏、Search Engine Land)の予想では、2~3か月はかかるかと思われる。

こうした緩和方向のアップデートは初めてではなく、昨年7月にも行われている。

現在パンダアップデートは月一度以下の頻度で、今後のアップデートについては公式にいつ更新があったかを発表する可能性は低い。

2014年3月12日水曜日

SMX West 2014 keynote conversation by Amit Singhal and Danny Sullivan

SMX West 2014でのアミット・シンガル氏と
ダニー・サリバン氏の基調講演がSELに掲載されていました。
http://searchengineland.com/googles-amit-singhal-smx-west-2014-186266

特にSEO関係者・ウェブサイト管理者に関係ある内容を整理し、解説を付けました。
モバイル化への対応とバックリンク提供用スパム対策への積極的な姿勢が特に印象に残りました。
ユーザー視点に立った合理的な判断であり、進行が待ち遠しいです。

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1.ハミングバードについて

発言内容:
ハミングバードは検索システムの抜本的な改善。
特に話し言葉でのクエリ(例:「グーグルって何?」)・長いクエリ(例:「赤くてセンスのいい小さ目の服」)など、モバイルデバイス向けのクエリへの対応を重視している。

コメント:
DSは”車のエンジン(=googleの理念)だけを取り出して、(シャシーやタイヤなど)他の部品(=検索システム)をすべて入れ替えたのと同じ”と述べています。
主眼としているのはモバイルデバイスの普及によるインターネット利用の普及・簡便化。
片手打ちや音声入力でクエリが発信されることが増えるというミクロな視点をしっかり汲み取っています。
それに対応するために、以下のような動きが始まっています。

/////////////////////////////

2、モバイル化への対応

発言内容:
今後五年で携帯端末のさらなる小型化と普及が進み、利用者が5億人は増加するだろう。それにGoogleは最適な対応をしていく。

”オバマ”というクエリに単純な検索結果を返すだけでは足りない。これで検索する人は、大抵”バラク・オバマ大統領についての情報”を知りたいと思っている。
ナレッジグラフはそれへの一つの回答。

コメント:
ユーザーができるだけ簡単に知りたい情報に到達できるようにする。そのためにできる限りクエリから情報までの距離を縮める取り組みの一環です。
Googleが最終的に目指しているのは「Googleに聞けばいつでもどこでも何でも解決する」という最高の相談相手になることでしょう。

/////////////////////////////

3、ランキングを決定する各要素

発言内容:
A.リンクは重要なランキング要素。ただし、それに対して批判的な見地から修正し、評価を下す。

B.ソーシャル要素は、現時点では反映させていない。またソーシャル要素を望まないユーザーもいる、ということを考慮している。

C.著者の信頼性は現時点では反映させていないが、やがて反映されるだろう。

コメント:
「ユーザーが喜ぶ情報を届ける」というGoogleの目的に沿った、極めて合理的な判断です。
同時にホワイトハットのみが生き残れる時代が近いことを知らせる、ブラックの方々には深刻な警告でもあります。

A,
あなたの提供してるサイト、自分で読みたいと思えますか?
「ユーザーの役に立つ」情報のみが生き残ることになります。

Googleは以前バックリンクを評価しない検索システムを実験し、結果的にバックリンクを考慮しないと検索結果も悪化するという結論を下しています。
(https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NCY30WhI2og)
実験で検証されている以上、リンクは今後も重要な評価指針になるでしょう。
但し、単純にバックリンクが多ければいいということではありません。
嘗てのスパムブログのように、リンク数の増大のみを目的としたあらゆる手法は、遅かれ早かれ駆逐されることは確実です。
SEO関係者・ウェブサイト管理者の皆様なら思い当たる方が多いのではないでしょうか。


B,
「ソーシャルな情報」を、ユーザーは欲しがっていますか?
何でもかんでも「ソーシャル重視」してはいけない。

現時点ではソーシャル要素を反映させていないものの、わざわざ"right now"と断っていたりUniversalAnalyticsでソーシャルへの対応を意図していたり、と適切な形で反映されていく可能性が高いかと。
昨年の"You&A With Matt Cutts" と一見矛盾するようですが、”適切な形で”というのが意識すべき点です。
ソーシャルなシグナルをノイズを取り除いて汲み上げられればそれは重要な要素になりうるし、またそうしようという意思が感じられます。
また、今後ソーシャルの反映が実装されたとしても、全部が全部ソーシャル対応だ!と息巻くのも考え物かと
クエリによってはソーシャルな反応が不要なものもあります。
「ソーシャルへの対応」は聞こえのいい言葉ですが、その前に考えてみましょう。
「ソーシャルな情報」を、ユーザーは欲しがっていますか?

C,
役に立つコンテンツを顕名で発表しよう

ユーザーが信頼のおける情報を欲しがっている場合、情報源の信頼性はユーザーに大きく役立つ情報です。
将来を見据えるなら、役立つ情報を顕名で発信しましょう。
自分のためでなく、将来のユーザーのために。

2014年3月9日日曜日

ごあいさつ

ぐぐるさんがユーザーの意図をかなり人間に近い形で汲めるようになった以上、昔ながらのブラックハットSEOとかもう終わりですよ。
といったことをネットの隅っこからひっそり発信していきたいです

粗製乱造、そろそろやめてみませんか

SEO業界にタッチしはじめて一月、いろいろとこの業界の先が見えてきたような。

粗製乱造でやってるバックリンクの提供とか先短いですよ。
http://goo.gl/sqoxZe
http://goo.gl/XuTDTi
この手のリンクに適当なレビュー被せて”価値の高いオールドドメイン・日本語ドメインに独自のコンテンツを掲載したサイトから高品位のバックリンクを!”とか言って売るやつ。

この手のサイトを読むユーザーの立場から考えたことありますか?
ユーザーが受け取るのは”高品位な独自コンテンツ”ではない。
”どう見ても素人が適当に書き散らした駄文”です。

公式な発言を引っ張るなら
http://goo.gl/cXezki
この内容読んだうえで”うちのバックリンク提供サイトは高品位だ!”と胸を張って言えますか