元記事は
1.2 自サイトのユーザーはどんな人?
サイトを作るときには、まずどんな人に自サイトを見てほしいのかを考えましょう。
1.1でも使った缶ジュース情報サイトdelicious.canned-juice.comなら、
「おいしい缶ジュースが飲みたい」
「新発売の缶ジュースのことを知りたい」
といった人々が訪れることになるでしょう。ユーザーがそうした人たちだと想定できたら、その人たちに役に立つ、あるいはふさわしいコンテンツを作りましょう。
ユーザーの考えを理解しよう
delicious.canned-juice.comの場合を考えましょう。このサイトに来る人たちはおそらく「缶ジュース」に興味がある人です。
だけどこれだけではあいまいですね。「どんな缶ジュースに興味があるか」「缶ジュースに
ついて何を知りたいのか?値段?歴史?」など深く考えていきましょう。
下部「関連キーワード」の「人気」には執筆時点だと「野菜ジュース」「トマトジュース」「ダイエットジュース」などが並んでいます。単純にこれらのジュースが人気と考えることもできますし、ちょっと考えると「健康への関心が高いユーザー」が多い、ということが読みとれます。
上部「地域別人気度」内では、ユーザーがどこで検索したのかを知ることができます。特に近所向けの小売店などには大切な情報です。「野菜ジュース」は全国的には人気のあるキーワードかもしれませんが、そうした小売店の商圏では人気がないということはあり得ることですから。
さらに「時間の経過による表示」を見ることで、このキーワードが最近人気急上昇している・人気沸騰中・落ち目であるといったことを判断できます。
このようにして自サイトに関係の深いキーワードを理解すれば、よりユーザーにふさわしいコンテンツを提供でき、さらに多くのユーザーを引き付けることができます。
人の目でチェックしてもらおう
サイトが完成したら、友人や家族に見てもらい、感想を聞きましょう。
調査や使い勝手のテストを行うのもいいし、以下のことを考えてみるのもよいでしょう。
・ユーザーは何を求めて自サイトに来ているのか?
delicious.canned-juice.comの場合、ジュースの情報を求めているのは確実でしょう。
ではどんなジャンルのジュースに関心があるのか?野菜ジュースなど健康系?すっきりする炭酸飲料?お茶やコーヒー?
メッコールとか青汁系みたいな、「一部の層は好むけど、嫌うユーザーも多い」物は?
・ユーザーの役に立つ情報なのに、自サイトに載っていないものはないか?
ジュースの情報を求めるユーザーなら、その大半が価格・販売時期・パッケージ画像・成分などの基本情報を「役立つ」と思ってくれるでしょう。
自サイトでそうしたものを取りこぼしてはいませんか?
こうしてユーザー像を明確にすれば、ユーザー像を想定しつつ価値のあるコンテンツを作ることができます。