冒頭から「ペンギンの質問は今回なしね。今まで散々やったし。」とペンギンさんについてはおなかいっぱいのむーさん。
現に幾つか+1の多い質問が飛ばされてました。
■「自サイトにリンクしてない他サイトとのコンテンツ重複」とか「薄いコンテンツ」の他に、低品質コンテンツを機械的に見つけるためのポイントはある?
むー:「機械的に見つける方法はあくまでもツールとして使おう。
コンテンツの質をアルゴリズムで完璧に判断することは出来ないのだから、自分の目で見ることが大切だ。」
…パンダちゃんかわいそう!
いや、our algorithmではなくan algorithmといっているので、直接名指しではないのですが。
機械的な絞込みをツールとして活用することは出来ても、最終的な判断は人間が。
続き。
むー:「コンテンツの重複の話をしよう。例えば技術・医薬といった信頼性の高い情報が必要になるコンテンツの場合、ページの中身だけではなくサイト全体の信頼性が大切になる。ユーザーは“しっかりした知識の人”からの情報を求めているだろうからね。個別のページだけではなく、サイト全体の品質を気にかけよう。」
同じSEOの話をするにしても、マット先生が言うのと私から言うのとでは天と地の差があるわけです。
ウェブサイトでもおなじで、よそからパクって立派な記事を載せても、サイト全体がショボければ「ああ、これは他の人の受け売りだな」というのは一目瞭然。
■ソフト404の検出能力改善
こちらで報告されてた、10月25日以降、一部の「薄いコンテンツ」ページが「ソフト404」に仕分けされた件について。
むー:「“コンテンツがまったくないページ”・“該当結果0件の検索結果ページ”など実質的なコンテンツがないページをアルゴリズムがソフト404扱いし、それがウェブマスターツールに反映されるようになったのだろう。」
これは素敵。
ソフト404はほっといてもGoogle側でクロール頻度落としてくれるのですが、クロール最適化のためにはGoogleに認識させないようにしましょう。
■HTML5ではH1を複数使ってもいいけど、Google的にはどうなの?
H1を二回使うと、一個一個の重みが薄れたりしないの
むー:「複数使ってもかまわない。ユーザーの役に立つ設定であればご随意に。」
後段は“H1バリバリつかってSEOだ!”って人向けのご注意。そういう方はH1よりもキーワード密度77%を心がけましょう。
■A/Bテストしてたらハッキングによる手動対策を受けた…
むー:「A/Bテストが原因ではない。
Fetch as Googleやサーバーログ確認で問題を探してみよう。
ハッキングで埋め込んだページはnoindexし、Eメールスパムで誘導するということもあるので注意が必要だ。」
自動での検出だけじゃなく、Eメールスパムの報告とかもちゃんと手動対策に利用しているんですね。
えらいぞぐぐる先生(*´ω`*)
■ペンギン・パンダからの復活って本当に必要なの?
ドメイン・サイト・デザインを一新してバイラル戦略で一からやり直したほうが早いんじゃない?
むー:「特に新しいドメインの場合ならそれもありかもしれないが、ケースバイケースだ。」
■手動対策を受けているサイトから301を張られるネガティブSEOを受けている
むー:「アルゴリズムで検知して無視するんでごあんしん。」
■ サイトマップとインデックス数の不一致
むー:「疑うべきは次の二点
・ 時期が浅く、まだクロールされていない
・ サイトマップの記載内容不具合
これは画像サイトマップでも同じ。」
■ 複数言語サイトでのHTTPS化+hreflang
むーさんお手製の解説画像。
・ hreflangはHTTPSのみで。HTTP間で使用しても、カノニカルではないので無視される。
・ 転送はちゃんと同じ言語版に向ける。「Googleはカノニカルなページ間のhreflang設定だけを採用する」点を押さえておくと他でも応用利くかと。
用事が入ったので、とりあえずここまで。
後半は後ほど。
著者:内田 榮四郎 twitter: https://twitter.com/UchidaEishirou