2014年4月19日土曜日

Matt Cutts氏、ゲストブログネットワークへの制裁に言及

元はこちらのツイッター上での会話。
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techtada: Postjointがやられてますね。また一つリンク売り業者の巨頭が消えた…

Matt:「うちのサービスは足跡残らないよ!」って売りにしてるリンクネットワークとかゲストブログネットワークとかって、
「うちは危険だよ!」ってでかい赤旗振ってお知らせしてるのと同じだよね。
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制裁受けたのはこちら。現在Google八分中

Postjointは自分でもやばいことは察知してたらしく

といった記事を発表してますが、これが面白い。
まずマット氏も言及してる「足跡残らない(No footprints)」てのは何か。
「PostJoint上のコンテンツやサイトは各ウェブマスターが管理し、中央での一元管理をしない。
だからPostJointだろうがGoogleだろうが、PostJointの全ユーザーリストを検索することはできない。」
…どう見てもGoogle制裁対策だこれ!

ちょっとお行儀の悪い例を出せば、
「Napster(違法MP3共有システムだったころ)はサーバーで一元管理してたからあっさりやられたけど、winnyやshare使って違法ファイルやり取りしてもノード同士で勝手に結びついてるだけだしOK」
ってのと同じ。
WinnyやShareといったツール自体の合法性・有用性と、それ使って違法ファイルやり取りする事の是非は話が別ですよね。

PostJointはある意味それらより悪質。
「Googleポリシーに反してスパム行為やっても、うちならばれにくいよ!
あと万が一ばれても、それは各ユーザーの責任だしPostJoint全体には波及しないよ!」
っていうのを売りにしてるわけです。

余談ですが、「うちとMy Guest Blogはこんなに違うよ」の最後が“Let us what you think below!”になってるのが微笑ましい。
たぶん“Let us 'know' what you think below!”って言いたかったのかな?落ち着け!


この流れに沿って進んでて、実にうれしい気分。
今後も「まずはあからさまな奴から締め上げ、次に手の込んだ奴を」の方針で対策が進むでしょう。
先日のオフィスアワーで、「日本でもアレなリンク対策は粛々と進めていく」っておっしゃってたし、今後も楽しみです。



著者:内田 榮四郎 @http://allforallinternetusers.blogspot.jp/ twitter: https://twitter.com/UchidaEishirou