2015年1月18日日曜日

2015年1月16日オフィスアワー(よりぬき)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします_(- -)_
・・・お屠蘇気分抜けるの待ってたら一月も後半に。
こんなだらーっとしたブログですが、本年もお引き立ていただければ幸い。

新年一発目は16日のオフィスアワーから大切そうなところをよりぬきで。
















背後霊の消えたむーさんはちょっと寂しげ。


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むーさんからお知らせ
( ´∀`)
・構造化データ周りでいろいろ更新したよ!
・検索全般+ウェブマスターツールへのご意見ご感想募集中!
あて先はこちら
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年始から静かだったぶん、ここに来ていろいろと嬉しい更新が。
企業のナレッジにソーシャル垢表示は言語設定を英語にするといろいろ確認できます。
音楽・お笑いイベントのはTicketmaster内のイベントでいろいろやってみたけど、現時点では表示できず。
構造化データテストツールは見やすくなりました。このブックマークレットで試してみてください。
もっともまだ作り立てで、エラー報告も来てるみたいです。皆さんも気づいたら送ってあげて。


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モバイルフレンドリー項目?今はランキングには使ってないよ
(´・ω・`)
WMTに最近「モバイルフレンドリーじゃないページは、モバイルユーザーには適切な位置に表示されるかも」ってメッセージが来るようになったよね。将来の話をしてるんだと思うけど。
モバイルフレンドリー項目のランキング要素化について新しい話はない?

( ´∀`)
現時点では使ってないよ。
でもブログで発表した時から試験は続けているし、今後も続けるはず。
そして適切な方法が見つかったら、スマホユーザーにはスマホ向けサイトをちょっと優先ってこともあるんじゃないかな。

Googleがモバイルフレンドリー項目のランキング要素化に向けて実験しているのは間違いない。
ウェブマスターの皆さんがモバイルフレンドリー化の方法を学ぶ意義は十分にあるはずだ。
現時点でもモバイルユーザーは多いし、将来的にはGoogleがランキング要素に反映させる度合いも増えるかもしれない。

もちろんモバイルユーザーに影響することであって、「モバイルフレンドリーだからデスクトップ検索でも優先しよう」ってのはないんじゃないかな。
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モバイル推し推し。
WMT云々はバリーさんが「”適切に表示しランク付けする”ってなんだよ!”順位下げる”って言っちゃえよ!」、と言ってた例のメッセージ。
モバイルフレンドリー項目をランキングに使う云々はまだまだ先の話だけど、やる気は十分ってとこです。

まあHTTPS同様、ごく軽微なシグナルとして試しにお出ししていく感じになるんじゃないかと思います。
「このサイトのボタン配置とか文字サイズいい・・・でも中身はまあまあ」というページと
「このサイトスマホだと拡大しないと見られたもんじゃないけど、中身はいい・・・」というページ
前者が優先表示されるようになるとかなかなか世紀末チックだと思うので。

そして最後がさりげなく気になる。
デスクトップのサイトスピード初めいろんなシグナルをモバイルに流用してる現状では、これって無理なんじゃ。
割と近いうちにシステム改革する気なのでしょうか。


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■不自然リンクはちゃんと否認したほうがいいよ
( ´∀`)
ペンギンさんにつつかれないためにも、否認なり可能ならリンクの削除なりしたほうがいいのは当然。
「問題点があるのを知ってて、それが解消されるのを祈るだけ」とかビジネスのやりかたとしてはアレだよね。
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なんでこんな今更の話をしてるかと申しますと、年末のオフィスアワーでこんな感じのやり取りがありまして。

(´・ω・`)
あるサイトに不自然リンクが付いて、ペンギンさんで順位が落ちました。
でも管理者の人は否認とかリンク削除とか知らないので、そういうことはしません。
かわりにがんばってサイト運営して、結果自然リンクがたっぷり付きました。
この場合、ペンギンの元になった不自然リンクはそのままだけど、ペンギンから解放されることってある?

( ´∀`)
ありうるよ。ちゃんとサイトが良くなってるシグナルが出てるしね。

注意すべきは「ありうる」だけということ。
どうやらぺんぺんは自然リンクと不自然リンクの比率も勘定に入れているので、自然リンクが増えればいずれ解放されることもあるのでしょう。
でも大抵の場合、否認・削除を行ったほうが効率いいですよというお話です。

例えばぺんぺんの解放基準が自然:不自然=9:1だとしましょう。そしてあるサイトに自然リンク100本:不自然リンク100本があるとしましょう。
リンクの否認・削除担当である私はへっぽこなので、否認したリンクの6割が不自然リンク・4割は実は自然リンクだとします。
9:1をクリアするにはいろんなパターンがあります。
①否認・削除0の場合。自然リンク900本獲得で解放
②否認・削除100本。残るリンクは自然60本・不自然40本、自然リンク300本獲得で解放
③否認・削除150本、残るリンクは自然40本・不自然10本、自然リンク60本獲得で解放
どれが簡単かは人によりけりでしょうが、①はだいぶ難易度高い気がします。
もちろん「そんな単純な仕組みじゃないだろ」「③とかペンギンから解放されたとしても自然リンク減ってるじゃないか」
といった問題はあるのですが、ざっくりとした説明ということでご容赦を。

そして、それなりの精度で否認できるのが前提のお話なので、間違えても「否認とかよくわからんけどやっちゃえ」
みたいなのはダメ絶対。
オフィスアワーでのむーさん発言は、聞き手が全員それなりにSEOのことをわかっている前提なので。


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今回のダメ質問
(´・ω・`)
検索品質評価ガイドラインに載ってた○○○○ってアルゴリズムにも反映されてるの?
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ここではネガティブな発言をしたくないのだけど、あまりにひどかったので記載。
あまりにひどかったので質問のキーワード・むーさん回答省略。

検索品質評価ガイドラインってのが何かはこちらを参照。
公開されてるからいいじゃない、と思うかもしれませんが、こちらで公開されているのはGooglej自身が公開した、2012年バージョンの一部。
で、この中には「○○○○」とかありません。
この質問者の言っている「○○○○」ってのはその後に流出した、本物かどうかも怪しい海賊版に記載されてたという噂のものです。

「あなたの会社の流出資料っぽい怪文書にこんなこと書いてあったんだけどどうなの」とか質問としてどうなんでしょう。
善意で情報提供の場を設けてくれてるぐぐるさんに対して、ちょっとあまりな仕打ちじゃないかなと思った次第です。



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株価を表示するワンボックスの扱い
(´・ω・`)
検索結果に株価を表示するワンボックスが出ることがあるけど、表示を拒否できないの?

( ´∀`)
できないのごめんね。
でも、フィードバック送ってくれたりむーさんに送ってくれたりすれば、もちろん検討するよ。
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そんなに何でも送ってね!しちゃってKAROSHIしちゃうんじゃないかいむーさん。
メタタグでnoknowledgegraphとかnositelinksとか作ってくれてもいいのにな・・・
ということで「サイトリンク拒否タグ欲しい!」と要望出してみました。
ご賛同の方は上のリンク先からチェックマークを押してやってください。


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■ネガティブSEO受けた時は鏡も見よう
(´・ω・`)
競合が他のドメインにうちのサイトをコピーして大量のリンク貼って、結果うちのサイトが検索から消えたんだけどどうしよう。

( ´∀`)
フォーラムとかで具体的にURL上げて相談してくれるとありがたいな。
そういうやりかたで偽者が表示されちゃう場合、本物のほうにも問題点があることも多いから気をつけてみてね。
アルゴリズムが本物と偽者見比べて、迷った上で偽者を選んじゃったわけだから。
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ここいらのやり取り見てるとむーさん頭いいな、と思います。
相手の言うことを鵜呑みにしないで、相談者自身も理解・認識してない問題も考えて答えを出すとか素敵。


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画像には最低限の説明を
( ´∀`)
画像が「これは何のための画像なのか」がわかる程度の最低限のテキストは入れたほうがいい。
良くあるダメな例は、写真に対して使用機材・撮影設定しか書いてない場合とか。
被写体に付いての説明も入れようね。
別に画像一枚一枚に小説書ける位の説明入れてってわけではないよ。
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特許周りのニュース見てると画像判別技術は大分進んでるようですが、それを品質評価までしないといけない検索機能で実用化するのはまだまだ先のようです。
以前フォーラムで見かけた例だと、太陽光発電に関する自分のデータを全て図表(alt文なし・本文なし)でウェブページに掲載していたというもったいない例がありました。


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SSL証明書の発行者とか気にしてないよ?
(´・ω・`)
最近「お手ごろなSSLどうぞ!」って業者多いけど、Googleから見てこの業者のはダメとかってあるの?
( ´∀`)
ないよー。
暗号強度は見ているけど、別にランキングとかには使ってないよ。
業者とか見てないです。最近は無料の発行者も出てきてるし、どんどん使うといいよ。
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強度については、HTTPSシグナル導入直後に「今後十分な強度があるかどうかをシグナルにする可能性」については言及していたので、そのために見ているのでしょうね。
そういえばHTTPSならどんなものでも優遇。暗号として実質機能してなくても優遇。という初期のザル状態は今もそのままなのかな。


今回のめぼしいところはこんなところかと。
モバイル推しがいろいろ強い一年になりそうです。