2014年10月18日土曜日

海賊版アルゴリズム(通称エマニュエルアップデート)が更新

海賊版アルゴリズム(通称エマニュエルアップデート)が更新されるそうで。
DMCA削除申請(有効なもののみ)を大量に受け取るようなサイトの検索順位を下げるアルゴリズムで、今回の更新は特に大手海賊版サイトに影響するとのこと。
全世界対応・来週からロールアウト予定だそうです。
通常のサイトならあまり気にすることでもないと思いますが、一応ご紹介。
出所はこの文書18ページ目以降とブログ
初回が2012年8月なんで2年ぶり。ようやく重い腰を上げたといった感じでしょうか。
なにせ「効いてないじゃないか!」ってさんざん言われてましたしね。
他に検索に関係する要素としては
・オートコンプリートから著作権侵害にかかわる候補(ブログの例だと映画のタイトル+”ダウンロード”・”無料”・”見る”とか)が表示されないようにする
・その手のクエリで検索した人に「AmazonとかGoogle Playで売ってるよ!」とお勧め。こちらは今のところアメリカのみで、今後世界展開予定とのこと。
個人的に気になったのは、この文書の19ページ目。
題して「検索と著作権侵害:その現実」
検索から海賊版サイトへ行くユーザーとか少ないよ!
Google/Yahoo!/Bingあわせても海賊版サイトへトラフィックの16%しかないし…
「検索とかいらないしHAHAHA」って言ってる大手海賊版サイトも一つじゃないし…
検索エンジンは海賊版サイトを根絶できない!
別にネット上のコンテンツを直接制御できるわけじゃないもん…
クエリ全体から見れば、著作権侵害クエリとか微々たる物だし!
例えば”無料 katy perry ダウンロード”での検索とか、”katy perry”での検索に比べたら20万分の1しかないよ!
なかなか珍しい弱腰のぐぐる先生にちょっと和む(*´∀`*)

著者:内田 榮四郎  twitter: https://twitter.com/UchidaEishirou