ぐっぐるさんの新型ランキング要素RankBrainさんのお披露目。
とはいえ眠いので概要だけ。
- ここ数か月、Googleが処理する毎秒数百万件のクエリの「かなりの数」の解釈をRankBrainというAIで処理している。
- どこらへんがAIかというと、未知のクエリやあいまいなクエリに対して類推処理ができる。推論をもとに検索結果をフィルタリングして、さらには検索結果に対するユーザーの反応を見て「この推論は正しかったのか」を判断する。ほかのランキング要素さんたちと違って、自発学習できるのでえらい。
- マイクロモーメントの増加に従ってあいまいクエリとか山ほど出てくるので、RankBrainさんの役割とても大事。
- 仕事の内容も正確。Googleの検索エンジニア vs RankBrainさんでGoogle検索順位あてゲームをやったら、人間の正解率70%・RankBrainさん80%。大勝利。
- そんなしっかり者なんで、デビュー数か月にして「数百あるランキング要素の中でも3番目に重要」と言われるまでに。出世頭。
いろいろとかびすましいエンゲージメント周りの議論もこれでいったん落ち着くのではないでしょうか。こうなので。
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さらには検索結果に対するユーザーの反応を見て「この推論は正しかったのか」を判断する。
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ユーザーに評価されるものを推奨するための学習を高速・自動化しているのだから、もう順位上げるだけの施策しても自動であるべきところに引き落とされるだけ。
ちゃんと検索結果画面でユーザーの関心を引いて、遷移先でも期待を裏切らない内容にしておくという一番まっとうな点を抑えないと先はないかと。
検索エンジンさんがこれだけユーザー意図をしっかり把握して、適切なウェブサイトと結び付けようとしてるのを見ると、サイト作る側もまっとうなSEMを安心してできるなーとちょっとうれしくなります。