2016年8月15日月曜日

キーワードプランナーの仕様変更 ※画像多いので注意

広告主よりもSEOやらウェブマーケの人の需要のほうが多いんじゃ…
というぐらいに、いろんな人がいろんな使い方をしてるキーワードプランナー様。
たまに「無課金には使わせてやんねー!」というメッセージを間違って表示したりもする、ちょっとお茶目なツールです。

最近アップデートでいろいろ仕様が変わったのでメモ。

① 検索ボリュームがとても大雑把になることがある。
普通だと検索ボリュームは有効数字3桁で返してくれますよね。こんな感じ。

先週末から検索ボリュームが「1万―10万」みたいな大雑把な数値しか出ない、という例がちらほらあり、そしてこれが仕様です、との公式発表がありました。
発表内容は以下の通り。

① 大半の広告主は、今まで通りの検索ボリュームを取得可能だよ。
② 月次運用額の少ないアカウントだと、「1万―10万」みたいな大雑把な数しか取れないことがあるよ。
③ 月次運用額が少ないアカウントだと、クエリの数が一定数超えると、そのあとは大雑把な数しか取れなくなることがあるよ。特にAPI使ってる場合は注意。
⓸ 「トラフィックの予測」データには影響ないよ。

「無課金には使わせてやんねー!」は伊達ではなかった orz
…いえ無課金でも使えないわけではないのですが、「1万―10万」とかの粒度ではねえ…

現時点では②・③ともに100%適用されているわけではない様子。
私の無課金アカウントでも普通に検索ボリューム取れているので。
ただ、今後いつ取れなくなってもおかしくないので対応は早めに考えておかないと。

あとSearch Engine Roundtable記事のタイトルが秀逸。
Google Keyword Planner Removes Valuable Data For Potential Advertisers


② 表記ゆれキーワードの検索数を合算することがある。しないこともある。
これは6月末くらいから。
例えば「差し引き」「差引」「差引き」の場合。

「差し引き」と…

「差引」は全く同じ検索数を表示するように。
以前はそれぞれ完全一致のデータを出してくれてたのですが。


厄介なのは、全部の表記ゆれが統合されてるとは限らない点。
「差引き」だと別のデータが出る。
さらに、これが「差引き」完全一致だけのデータなのか、ほかの表記ゆれ含むデータなのかはGoogle神のみぞ知る。


英語だと表記ゆれは単数形・複数形・略語あたりで見当つけやすいのですが、日本語だと送り仮名の有無や漢字の有無でパターンがやたら多いのが厄介です。